東大一直線実験〜ドラゴン桜篇〜
<理念>
日本トップの大学と目される東京大学。対してつみつくりの本拠地法政大学は東京六大学の中で五本の指に入っていないとされる。そもそも東京六大学とは単なる野球リーグの名称である。事実に即して言うならば、優勝回数の最も多い法政大学が六大学ナンバーワンであるといって良いだろう。この例からも分かるように、現在大学というものは偏差値のみによって順序付けされている。
しかしこの序列を揺るがすような漫画が「ドラゴン桜」である。曰く、「教えてやる!東大は簡単だ!」らしい。これが真実ならば社会の東大が日本トップの大学であるという認識を変容せざるを得ないだろう。ならばそこまで断言しているドラゴン桜に教えを乞い、法大生が東大受験を突破し、研究機関としての大学の意義や、法政の本当の六大学の位置づけ、そして偏差値重視の大学選びの間違いを未来の後輩達に教えてあげよう。
<方法>
ドラゴン桜を読むだけで、一番受かりやすいらしい東大理科一類に受かるかどうか実験。被験者は当時会長のペドグリ
<日程>
2006年1月21日、22日
<実験経過>
実験を進めるに当たりどうしてもセンター試験を突破しなければならないのだが、その会場が偶然東大駒場!これはもう合格しかない!扱いは四浪だけど気にしない!
遅刻しない為に前日から東大駒場キャンパスに向かう。泊り込み勉強で必死に漫画の台詞などを覚える。センター試験が東大駒場の方に朗報ですが、駒場キャンパスは試験開始までロックアウトせず。野宿すれば絶対に遅刻しません。但し寒いからと言って建物内に侵入すると怒られます。法政大学みたいに逮捕はされません。
例年通り大雪の中、必勝祈願の達磨に片目を入れる。ちなみにこの達磨は都議選の翌日に当会会員のイモ男爵がゴミ捨て場から拾ってきた縁起物。周りの受験生はこちらの服装もあいまってか、気味悪がって完全無視。法政大学校歌や早稲田大学校歌、明治大学校歌などを歌って周りの気を引く。
という訳で受験会場入り。受験票と本人の風体が著しく乖離しているにも関わらず、職員はノーチェック。必勝鉢巻、ビン底メガネ、無精髭、ドテラ、ジャージ、サンダルのステレオタイプ浪人生スタイルの人間は他にはおらず、キモイという言葉があちらこちらで聞かれる。試験教室の空気は緊張感に満ちており、とてもふざけられる状況ではないので、こちらも本番直前の勉強開始。ドラゴン桜を読みふける。隣の女の子は受験ノイローゼ気味だった。休み時間は周りの若い人間の雰囲気に馴染めない為同じくドラゴン桜で勉強。
服装が軽装過ぎ、腹を下した為2日目は普通の格好で赴く。隣の女の子に逆にびっくりされる。そんな2日間の闘争結果が下。
政経 | 世界史B | 国語 | 英語 | リスニング | 数TA | 数UB | 化学T | 物理T |
77 | 43 | 139 | 155 | 42 | 7 | 7 | 28 | 22 |
<実験結果>
サクラチル。足きり。完全に現役時より学力低下。やはり大学時のゆとり教育は良くない。この成績では日東駒専辺りが関の山っぽい。まあ、確かにドラゴン桜に嘘はありません。東洋大学は簡単です。